イギリスがEUから離脱したことで全世界に衝撃が走ったことはまだ記憶に新しいものです。
このことによって、金融市場における英ポンドの立ち位置が注目されています。
為替レートも大きく動くことが予想されました。

イギリスは、EU加盟国だったのですが、ユーロを導入することがありませんでした。
これはユーロにすると欧州中央銀行が金融政策を決める権利を持ってしまうためです。
ユーロではなく英ポンドのままにしたのは、独自の金融政策を維持するためではないかと考えられており、離脱した今となってはこのことも予想していたのかと思わせるほどです。

英ポンドは個人投資家に人気があると言われてきました。
それは、世界の景気にとても敏感に反応すること、原油相場を大きく反映することなどがその理由となり、大きく値動きすることがあるからです。

これは大きく儲けたいという投資家にはぴったりで、日本人にも人気。
ポンドと円をペアにして取引されることが多くなっています。
このペアはそもそも儲けやすい、取引しやすいものだという認識があるようです。  

実際にイギリスがEUから離脱したことにより、ポンド安という形で為替レートに反応が出ました。
しかし、英ポンドはもともと長期的に下落をしてきた通貨なのです。
先ほど原油相場を大きく反映する、というお話をしましたが、これはイギリスが北海油田を有する産油国であることが大きく関係しています。

現在、原油は弱気の相場に入っています。
これを受けて、英ポンドもかなり厳しい状態になるのではないかと予想されます。
もともと経常赤字が常だったため、基本的に下落トレンドをたどっている英ポンド。
FXなどの投資を行うのであれば、この辺りをきちんと把握して考える必要があります。

最近ではアメリカの大統領選によりNYダウの方が大きく注目されており、息をひそめた形になっています。
しかし、まだまだEU離脱をしてから間もないイギリスは、今後もその動きが注目されます。